ー地上茎あり(タチツボスミレ型)ー
落葉樹林内や山野の湿りっ気の多いところに生える。
草丈:5~8cm
早春一番早く咲くスミレ。葉は始め円心形~円形で鋸歯は低い。全体に微毛が密生している。花後に大きくなり葵形となる。托葉は全縁で太い毛がまばら付く。花は白~淡赤紫色。花弁が浪打つたよう。側弁に毛の有るものと無いものとがある。花柱の先端がかぎ状に屈曲するのがニオイスミレ類(本種とエゾノアオイスミレ)の特徴。距は大きい。フタバアオイ(ウマノスズグサ科)の葉に似ているところからこの名がある。
エゾノアオイスミレ
とは花と葉の形から区別する。