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ハマゴウハマゴウハマゴウハマゴウ
男鹿半島
ハマゴウ
<浜栲>
クマツヅラ科 ハマゴウ属
生育地:海岸、砂礫地
花期:9月
海岸の砂地に生える常緑の小低木。
樹高:30~70cm
茎は砂の上を這い、枝は立ち上がる。茎には4稜がある。若い枝には灰白色の短毛が密生する。葉は広卵形~楕円形で、全縁。両面に微毛が密生し、裏面は灰白色。枝先きの円錐花序に淡青紫色の花を多数つける。花冠は漏斗状で5裂し、裂片は下側の1個が大きい。雄蕊は4本、雌蕊1本。果実は核果で球形。
果実は蔓荊子(マンケイシ)と呼ばれる生薬で鎮痛、鎮静、消炎作用がある。
枝葉に芳香があり、古くは香として用いたことから「浜香」と呼ばれた。