水田や浅い沼に生える多年草。各地の休耕田で見られる。
花茎高:20~70cm
葉は長い柄があって直立する。葉身は基部が2つに裂けた細い矢じり形で、先端は鋭く尖る。花茎は上部の節ごと
に白色花を3個ずつ輪生させ、上部には雄花が、下部には雌花が付く。雄花は多数の黄色い雄蕊、雌花は多数の雌蕊が付く。自家受粉を避けるため下部の雌花が先に咲く。果実は扁平な倒卵形で広い翼のあるそう果。
人の顔のように見える葉身が水面から高く伸びた葉柄についている様から付けられた名称。これと良く似た葉身の細い
アギナシ
は少ない。秋田ではおその他モダカ属には
ヘラオモダカ
、
サジオモダカ
,
マルバオモダカ
も見られる。